千葉県銚子市、ダークグレーの外観に赤いドアが映えるTさんの新居。雰囲気のあるオーナメントやフロアマットのある広い玄関を抜けてリビングに入ると、10歳になる娘さんがソファーに座って出迎えてくれた。
「新居に住み始めておよそ5ヶ月、娘は家で過ごすことが好きになりました。買い物に誘っても行きたがらず、家で過ごすことを楽しんでいます。初めてできた子供部屋の壁紙は娘が自分で選びました。だから尚更嬉しいんだと思います」
大きな窓からの日差しが気持ちいいリビング、座り心地の良いソファーやラグ、カラフルかつ落ち着いた配色のインテリアに、フロアと天井はあたたかみのあるフローリング仕上げ。ただそこにいるだけでぬくもりを感じられるこのLDKが、家族が過ごす中心のようだ。
「家が完成する前は、1階での用事は早く片付けて2階の寝室で映画でも見ようと考えていましたが、暮らしてみるとリビングにずっといてしまうほど快適なんです。真冬の朝、2階から1階に降りてきても寒く感じない。その断熱性に驚きました」。
聞けば9年間暮らしたアパートは断熱が乏しく、底冷えに悩まされていたそう。子供が成長するにつれ収納が足りなくなったことも重なり、家を建てることを決意。お父様から継がれたお仕事の兼ね合いもあり、会社のすぐ隣に新居を構えた。
「メーカーや工務店をどこにしようか悩んでいるとき、鈴木建設さんの構造見学会に参加しました。底冷えに悩んでいた時期だったので、そこで見た断熱工法が胸に刺さりました。その他にも頑丈な構造、24時間換気へのこだわりや、やりたいことを自由にできるところも気に入りました。それまで3年間書き溜めていた膨大なイメージを説明しても嫌な顔ひとつせず、親身になって相談にのっていただいたので、ここなら安心して任せられると思いお願いすることにしました」。
実は建築士の資格をお持ちのTさんは、自分で間取りを書きながら3年間、じっくりプランニングをしていた。雑誌を見ては内装やインテリアのイメージを膨らませて、膨らませたイメージを固めるためにハウスメーカーの展示場にもよく通っていた。
「思いついたイメージはすぐに鈴木建設さんへ伝えて、現実的なアドバイスをいただいていました。ほんの少しプランニングを変えることもよくありましたが、快く対応してもらえました。打ち合わせは数え切れないくらい行い、図面も8回くらい書き換えていただけて本当に助かりました。特に内装の配色は、自分たちで考えると行き詰まってしまうことが多くて、そんなときは担当の女性コーディネーターさんのアドバイスにとても助けられました」。
階段を上がるとまず目に入る空模様の天井に、シンプルな白い壁が映えるよう配置された観葉植物もコーディネーターのアドバイス。そして、踊り場のハンモックは事前に設置を決めていたため施工もスムーズだったと言います。「施行中に大工さんと相談して壁の中に梁を通すことができて、より安全で強固なハンモックができました」。
「主婦にとっては機能的な導線と収納スペースが多いことが理想でした。前の家で溢れていた物をきれいにしまえて、見えるところには何も置く必要がないくらいの収納量を目指しました」と、奥様の言葉通りの理想の収納が完成した。1階には大容量のキッチン収納とバスルーム収納、そしてリビングのテレビ裏のウォークインクローゼットに、玄関土間には歩いて入れるシューズクローク、さらにキッチン奥にはゆったりとしたパントリーと、2階の寝室には夫婦別々のウォークインクローゼットまで。どこにも細かな仕切り棚が備え付けられていて、趣味のものから雑誌、CD、洋服、生活用品まできれいに並べられています。
「夫の仕事柄、服を汚して帰ってきてもすぐにバスルームに行けるようにしました」という1階の間取りは、玄関、洗面、バスルーム、キッチン、リビングが、パントリーを囲うように配置されて機能的に。そしてLDKの一角には、室内干しからアイロンやミシンがけまで対応できる、小技の効いたママスペースも完備。家事をしながらいつでも家族とコミュニケーションが図れます。
「理想の家が実現できてとても満足しています。竣工後も細かく連絡をくれるので、鈴木建設さんと出会えて本当によかったです」。アウトドア、洋服、家具、インテリア、 音楽や映画鑑賞と、多趣味なTさんご夫妻のこれからの楽しみは「まだ手をつけていないインテリアや装飾を、少しずつ集めていくこと」だそう。
ご夫妻が叶えた理想の住まい作りはまだ始まったばかり。これからは家に手をかける分だけ、少しずつ愛着が湧いてくる。そしていつか理想の住まいは、かけがえのない住まいになる。そんな楽しみを胸に暮らすことが、明るい笑顔が溢れるTさんご家族の秘訣なのかもしれない。
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経験を基に気付いた”いい家”の共通点
鈴木建設 株式会社鈴木 和彦